嫌なことを言われても落ち込まない!反応を選択する考え方

誰かに悪口を言われたり、上司や先輩に理不尽に怒られたりして落ち込んだ経験はありませんか?わたしは小さい頃から他の人に言われたことを気にしてしまうタイプで、嫌なことを言われたときには、そのことが頭からいつまでも離れずに落ち込んでいました。
そんなわたしですが、反応を選択する考え方を知り、他の人に嫌なことを言われても、落ち込む必要はないんだと考えることができるようになり、ずいぶんと生きやすくなりました。
今回はそんな反応を選択する考え方についてご紹介していきたいと思います。参考にした本は「7つの習慣」です。ぜひ最後までご覧ください。
「反応を選択する考え方」とは何か
「反応を選択する考え方」とは何かを説明する前に、まず反応を選択できないという考え方を説明していきます。
反応を選択できないというのは、例えば、「友達に嫌なことを言われたら傷つく」「天気が悪いと気分が落ち込む」「うれしいことがあったら喜ぶ」といったことです。
さらには、「自分が短気なのは、うちの家系が短気だからだ」といった遺伝によって、「両親に厳しく育てられたから、自分も子どもに厳しく当たってしまう」などの過去の体験によって、「自分の妻が優しくないから、家庭の雰囲気が悪いのだ」という周りの環境によって、今の自分の状況を作りだしているとする考え方です。
この考え方は、特定の刺激に対して特定の反応をすることが決まっているというものです。
それに対して、「反応を選択する考え方」とは、刺激に対してどう反応するかを自分の意志で選択するというものです。
先ほど挙げた例で考えてみると、「友達に嫌なことを言われた。(友達に)何か嫌なことがあったのだろうか」「天気が悪いから、今日は好きな映画を見に行こう」「うれしいことがあったから家族に話そう」と感じです。
また、「両親に厳しく育てられて、それが嫌だったから自分の子どもは自由に選択させよう」「自分の妻が優しくないなら、せめて自分は家族に優しく接して家庭の雰囲気を良くしよう」と。
実際にはそんなポジティブに考えられないことも多いと思いますが、大事なのは、どう反応するかを自分で決められるという点です。過去の偉人たちも次の名言を残しております。
「あなたの許可なくして、誰もあなたを傷つけることはできない」
「自分で投げ捨てさえしなければ、誰も私たちの自尊心を奪うことはできない」
感想
ある施設の保護者懇談会での出来事です。保護者から施設側に「電話で相談をしたのに、対応が悪かった」という発言がありました。施設側にとって良い話ではないため、どのような回答をするのだろうと興味を持って待っていました。すると、施設長が「ご意見ありがとうございます。こういう意見をいただくことで施設をよりよくしていくことができます。後ほどでよいので詳しく教えてください。」と回答しました。これを聞いて率直にすごい施設長だなと感じました。一切言い訳をすることなく、これを今後の施設の学びとしたいという姿勢に感動しました。
苦情に対して、言い訳や反論をすることも選択できた中、前向きに受け取り学びとするという反応を選択しており、同じ苦情(刺激)でも全く違った反応ができるということを実感しました。
わたしの好きな言葉に「せっかく」というものがあります。悪い出来事にこの「せっかく」を付け加えることで、気分が明るくなので好きなのですが、これもある意味反応を選択しているということなのかなと感じました。
例えば、「せっかくスマホが壊れたから、いい機会だから新しいものに買い替えよう」や「せっかく上司に怒られたから、仕事のやり方を見直そう」などです。
このように刺激に対する反応を自分で選択できれば、何が起きても大丈夫だなと楽観的に生きることができるのではないかなと感じました。
まとめ
今回は「反応を選択する」という考え方について、ご紹介しました。反応を選択することで、何があっても自分の意志で生きていけます。
参考にしました「7つの習慣」には、この考え方以外にも人格を磨くことの大切さや、人生の重要事項を決めることの大切さ等、非常に多くの重要な考え方が詰まっております。もし、興味を持たれましたら、ぜひ本書を読んで、自らの人生に役立てていただけたらと思います。